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ザ・エクセレンス
ザ・エクセレンス
単行本:439ページ
出版社:ダイレクト出版株式会社
ISBN-13:978-4-904884-31-7
著者:テリー・オーリック(著),辻秀一(監訳)
絶版

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商品の説明

もし、あなたが普段の仕事で

・仕事が山積みで残業続き。もっと時間が欲しい。
・案件を抱えすぎで、どの仕事も進まない。
・仕事でミスが多くいつも対応に追われている。
・やらなきゃいけない仕事をよく忘れてしまう。

といった状況にあるなら、この本はあなたにとって非常に役に立つ本になるかもしれません。

仕事が軌道に乗ってくると時間が足りなくなります。プロジェクトの推進、問題の解決、部下の育成など、全ての仕事が自分に降りかかってくるわけです。こうなったときに普通の人が考えることは限られた時間を何とかして効率良く使うことです。

ここで登場するのがToDoリストやスケジュール手帳といった「時間管理」のためのツールです。

ところが・・・


ほとんどの人がはまる時間管理の勘違い

試しに、時間管理の手帳やタイムマネジメントツールで時間管理をしても思ったように生産性は上がらないことが分かります。頑張って時間の効率化を図っても仕事は一向に減らないのです。それでも、ほとんどの人は仕事に追われて我慢強くその方法を続けている状況にあります。

なぜ、こんなことになってしまうのでしょうか?

それはほとんどの場合、「時間管理をすれば生産性が上がる」という勘違いが原因にあります。この基本を教えられずに見よう見まねで周りのビジネスマンもよく使っている分厚いスケジュール手帳やToDoリストで細かく仕事を管理してみても仕事は増える一方で上手くいきません。

これは実のところ時間管理と生産性アップというのは別の話だからです。そもそも時間管理というのは、いつ、何をするのか、というのを最適化することです。確かに、きっちりとこれを管理することで仕事のやり忘れなどはなくなります。しかし、だからといって生産性が上がってたくさんの仕事ができるようになるとは限らないのです。

どんなに効率良く時間が使えても、どんなに上手にタスクを管理してもここを履き違えると生産的に仕事をすることはできません。ですので、もしあなたが真剣に生産性を上げたいと思うのなら、そもそも生産性とは何なのかを知っておく必要があるのです。


生産性とは何か?

考えてみれば分かりますが、いい仕事ができたかどうかは、働いた時間に比例するものではありません。
いくら効率良く時間を使ったとしても肝心の仕事でミスが出れば、その対応で余計な時間が必要になりますし、たくさんの時間働いても生産的であるとは限りません。

ですので、生産性を考えるときには効率良く時間を使って働くことよりも、どれだけ効果的な仕事ができるかを考えなければいけないのです。では、どうすれば効果的な仕事ができるようになるのでしょうか?

その答えは集中力にあります。

仕事をしていると分かると思いますが、集中力が高い日は普段の日の何倍も仕事が進むのに対し、気が散っている状態の日はまるで仕事が進みません。例えば、締切りの間際で驚異的な生産性を発揮して仕事を完遂できる人と、締切りが守れず相手に迷惑をかけてしまう人では集中力がまるで違います。

では、この集中力をコントロールするにはどうすればいいのでしょうか?

実はスポーツの世界では集中力の研究は非常に進んでいます。スポーツは基本的には一発勝負の世界なので当然といえば当然です。

例えば、集中力を上げるテクニックの1つとして「休息」が挙げられます。人は常に高い集中力を維持できないので上手に休息が取れる人と取れない人ではここぞというときの仕事に大きな違いが出てきます。

他にも普段の「食事」も関係しています。当然、消化に負荷のかかる食材ばかり食べているとそこにエネルギーが奪われて、本来の力を100%発揮することは難しくなります。

ですので、より良い仕事をしたいと思っていても、時間管理だけに焦点を当ててしまうと逆に生産性を下げてしまうことにもなりかねないのです。

そして、スポーツ大国のアメリカでは最近になってこのスポーツの世界でしか活用されてこなかった集中力の研究成果を仕事の生産性に応用し、大手企業などにコンサルティングする人が出てきました。その中の一人がこの本の著者テリー・オーリック博士です。

しかしこの本、ちまたで売られている生産性の本と一体何が違うのでしょうか?


よくある生産性アップの本と何が違うのか?

試しに本屋に行ってみると分かりますが生産性アップや仕事術の本は非常にたくさんあります。ところが、その多くはビジネスからの視点で、科学的な観点で生産性アップに言及されている本はあまりありません。これは著者がビジネスマンなので仕方ありません。

ところが、博士の書いたこの本は全く違います。彼は元体操の選手でもありスポーツ心理学の権威です。引退後はたくさんのスポーツ選手にパフォーマンスの指導を行い、今は大手企業に従業員のパフォーマンスアップの指導を行うほどです。

ですので、人はどうすれば集中力を磨き上げ、極限までパフォーマンスを引き出すことができるのか?そして、どうすればそこから効果的な仕事に結びつけることができるのか?を心得ているのです。そして、この本には博士だからこそ知っている実に豊富な事例が実に438ページにわたって書かれています。

この本を元に集中力を高める秘訣を知れば、知らないうちにだらだらと仕事をして、何の成果もないまま時間だけが過ぎ去っていくなんてことはありません。極めて生産的に、そして質の高い仕事ができるようになるのです。

さらに、この方法が分かれば、仕事だけではなく人生全般において応用することが可能です。これはつまり、これからの人生を極めて生産的に、有意義に過ごすことができるということです。

目次

監訳者まえがき

序文 自分の運命を決めるのは、自分しかいない


Ⅰ部 エクセレンスを知る

PART 1 エクセレンスとは「選択」である

PART 2 エクセレンスの車輪─追求の案内役

PART 3 集中─エクセレンスのカギ

PART 4 エクセレンスを追求する旅



Ⅱ部 エクセレンスを切り開く

PART 5 自分を知る

PART 6 インテンシティとリラクセーション

PART 7 雑念をコントロールする

PART 8 メンタルイメージ

PART 9 シミュレーション─本番は再現でしかない

PART 10 禅の哲学─体感を通じて知る



Ⅲ部 エクセレンスを切り開く

PART 11 視点を広げる

PART 12 目標─人生という旅の道しるべ

PART 13 コミットメント─「私」を作るのは私

PART 14 一体感─100%の集中

PART 15 難題─飛躍へのチャレンジ

PART 16 決断・実行・勇気



Ⅳ部 エクセレンスを手にする

PART 17 冷静さ─心のコントロール

PART 18 バランス─心の調和

PART 19 安定性─常に集中する

PART 20 回復力─失敗から学ぶ

PART 21 コーチとの関係─エクセレンスの追求は共同作業

PART 22 チームスピリット─使命はあるか

PART 23 自己決断


監訳者あとがき

著者紹介

テリー・オーリック
テリー・オーリック
スポーツ心理学者 オタワ大学教授
シラキュース大学、ウィリアム・アンド・マリー大学、アルバータ大学(カナダ)卒業。
現在は、オタワ大学(カナダ)生体物理学科で教授を務める。スポーツ心理学とメンタルやエクセレンスのトレーニング応用分野で世界的にも有名な指導者。
現役時代は体操のチャンピオンとして活躍し、コーチの経験も持つ。
35年以上にわたり、30種目を超える競技で五輪選手やプロアスリートに対し、コンサルティングやコーチングを実践、五輪にも帯同している。
の他、大手企業やプロスポーツチームへのコンサルティングも行っている。本書(原題『In pursuit of Excellence』)のほか著書多数。


辻秀一
辻秀一(監訳)
スポーツドクター
一般社団法人カルティベイティブ・スポーツクラブ代表
兼プロバスケットボールチーム“東京エクセレンス”GM
1961年生まれ。慶応義塾大学病院内科、同スポーツ医学研究センターを経て、株式会社エミネクロス代表取締役。
応用スポーツ心理学を基にしたメンタルトレーニングによるパフォーマンス向上が専門。 セミナー・講演活動は年間200回以上。
年に数回の「人間力ワークショップ」は海外からの参加者もいるほど人気を博している。トレーニング実績は、監査法人トーマツ、株式会社船井総合研究所、株式会社ディスコ、 三菱重工業相模原ラグビー部、関西電力ボート部、慶應義塾大学ゴルフ部など。
また、Jリーガー、プロボクサー、プロテニスプレーヤーなどのプロスポーツ選手やそのほか音楽家・経営トップの個人的トレーニングも行っている。
著書に33万部突破のベストセラー『スラムダンク勝利学』(集英社インターナショナル)、『「第二の脳」のつくり方』(祥伝社)、『ゾーンに入る技術』(フォレスト出版)、『一瞬で心を「切り替える」技術』(日本実業出版社)など多数。

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