「社長、御社にまたいいお客さんを連れて来たよ!」
「もしもし、御社の話を知人から聞いたんだけど…」
「御社にぜひ紹介したい人がいるんだけど、会ってくれる?」
こんなふうに、あなたの会社や商品がクチコミで顧客の間で話題になり、顧客が自発的に、しかも喜んで見込み客を次から次へと紹介してくれたら、どんなにいいかと思いませんか?
きっと、新しい顧客を増やすのに苦労しているあなたなら、そう思うでしょう。 実際、あなたの会社の優良顧客は誰かの紹介によるものが多いのではありませんか? しかも紹介なら広告費用や人件費などのコストも、ほとんどかかりませんしね。
そうだとしても、クチコミなんて偶然起きるもので、自分で起こすことはできないし、そんなことできない。と思っていてる人がほとんどではないでしょうか?でも、、、
クチコミは偶然に起こるだけではないのです。クチコミは計画し、必然的に起こすことができるのです。そして、その通りに実践すればすれば誰もが必然的にクチコミを作ることができ、顧客が自発的にあなたに見込み客を紹介してくれるまでになる。そんな、あなたにもできる具体的な方法があるのです。
これからその方法についてお教えしましょう、、、
クチコミには大きく分けて2種類あります。一つは、オピニオンリーダーが発信した情報から発生するような偶発的なクチコミ。私たちがいくら努力しても、起きるかどうかわからない偶然の要素が強いクチコミです。
そしてもう一つ。それが、これからお教えする必然的に起こすクチコミです。あなたの顧客が見込み客を自発的に連れてきてくれる、紹介が自動的に増えるクチコミです。
それは、偶発的に起きるのではありません。あなたの顧客や取引先がマーケティングに自発的に参加し、あなたの製品やサービスを肯定するような噂を友人や近所の人たち、そして同僚などに伝えてもらうよう彼らの心を動かすようにする系統的なアプローチです。それはあなたが今まで知らなかった、効果的な新しいビジネス手法と言えるかもしれません。
数千人の中小企業経営者に行った調査によると、63.4%の人が、取引の半分以上が紹介によるものだと感じていました。でも、その一方で79.9%の人が、紹介を生み出す何らかのシステムががないと認めています。企業の経営者はクチコミの持つパワーが強力であることを知りながら、経営者の約8割がそれを活用するために何もしていないのです。
調査参加者の回答を見てみると。顧客を紹介してもらったり、紹介をお願いしたりすることは難しいです。顧客に紹介を頼むと「覚えておきましょう」と言われます。インセンティブを与えようとしましたが、それでもだめです。ですから、もう紹介を頼んだりしません!といった回答です。
つまり、紹介がいかに有効になり得るかはわかっていても、話題の対象してもらえるような事を何もしていないのです。
それはある意味しょうがないのかもしれません。クチコミを自発的に作って紹介を増やす方法を今まで知らなかったし、だれも教えてくれなかったのですから。でも、これからは違います。たとえあなたが、自分の顧客に紹介を頼むのが苦手であったとしても、大丈夫です。
その具体的な方法を教えてくれるのが著者のジョン・ヤンツ。ジョンはマーケティングおよびデジタル技術のビジネスコーチであり、ソーシャル・メディア・パブリッシャー。中小企業のマーケティング戦略とビジネスアイデアを提供するための最も実用的スモールビジネスエキスパートと呼ばれ、「紹介戦略」では米国の権威の一人です。
全国各地で勢力的に講演し、その発言は「ウォールストリート・ジャーナル」や「ニューヨークタイムズ」「CNN Money」などの媒体にリソースとして、しばしば引用されています。著書にスモールビジネスのマーケティングバイブルとも言える「ダクト・テープ・マーケティング」があります。
そんな中小企業の紹介戦略を知り尽くしたジョン・ヤンツだからこそ、必然的にクチコミを生み出し、顧客が顧客を自発的に連れてきて紹介してくれるようになる方法をあなたに教えることができるのです。
謝辞
はじめに
第1章 誰も知らないクチコミの現実
第2章 クチコミされる人、されない人の差はどこにある?
第3章 マーケティングの4Cとは何か
第4章 顧客紹介システムのプロセス
第5章 本物のクチコミ・マーケティング戦略
第6章 クチコミ・マーケティングとしてのコンテンツづくり
第7章 ケーススタディ:巨大案件をまとめる
第8章 顧客ネットワークの構築
第9章 戦略的クチコミ・ネットワーク
第10章 紹介された見込み客を顧客に変えるステップ
第11章 紹介に特化したキャンペーン
絶版