もし「自分にはコンテンツなんて関係ない」とちょっとでも思ったなら、続きの文章を必ず読んでください。コンテンツは、ウェブページや製品ページ、ブログやメールマガジンに掲載される文章のことだけを指すのではありません。それだけではなく、ソーシャルメディア上(Facebook、Twitter、LinkedIn、YouTubeなど)にあるものすべてのものを含みます。
私たちがマーケティングと考えているものよりもっと幅広いものを指します。基本的には、顧客や見込み客が触れたり接したりするものすべてがコンテンツになります。
実際、マーケティングの専門家集団であるマーケティングプロフスが2014年に実施した調査の結果によれば、B2B企業(企業間ビジネス)の93%とB2C企業(一般消費者向けビジネス)の90%が、マーケティング戦略にコンテンツを組み込んでいると回答しています。そして、、、
一流のマーケターたちは、継続的にコンテンツを送り出すために必要な仕組みとプロセスを確立しています。彼らはその努力をもっと大きな戦略的目標と結びつけ、コンテンツ製作の予算を増やし、ブログ、動画、ウェブキャスト、フェィスブック、ポッドキャスト、セールスレターなど、さまざまな戦術を使ってきました。
B2B企業で平均12戦術、B2C企業で平均13戦術。また、平均して6種類のソーシャルメディアを使っています。ですが、そんな戦術を使ってお客を集める企画や販売促進したとしても、最後にお客があなたのコンテンツを見た瞬間に離れてしまっては、全てがムダになってしまい、結局失敗に終わります。
なので、肩書き、地位、経験、職種によらず、“誰でもものを書く”こと、つまり売りにつながる記事やコンテンツが書けなければ、あなたの商品やサービスの売上や利益はどんどん下がっていくというということです(そんなことが続けば、最悪の場合、会社が倒産してしまうかもしれません)。それくらいライティングがあなたのビジネスの結果を左右してしまうのです。
なので、何を書き、どう書くかのツボを押さえて、素早く質の高いコンテンツを、あなたも含めて誰もが作れなければならないのです。
では、コンテンツとは何をどう書けばいいのか?
では、コンテンツとは具体的に何をどう書けばいいのか?それを教えてくれるのが、本書の著者であるアン・ハンドリー。マーケティング専門家が集まったネットワーク組織であるマーケティングプロフスの最高コンテンツ責任者。
コンテンツ製作と管理の専門家として、ウェブコンテンツの発信やセミナーの開催を通して、企業や起業家にコンテンツや記事の書き方やマーケティング戦略についての結果につながる実践的なアドバイスをしています。
コンテンツの企画・製作のプロセスと戦略、コンテンツの書き方やリライト(あなたが書いた原稿を売れる内容に書き換えるテクニック)などについて、手とり足とり教えてくれます。
あなたもマネして書けばお客を引きつけ、ファンにすることができる、価値のあるコンテンツを書けるようになる「虎の巻」こそが、本書、売りにつながるオンライン記事の書き方『コンテンツ・マーケティング64の法則』です。
ライティングGPSの指示通リにするだけで
あなたも売るコンテンツが書ける?
GPS機能のついたカーナビゲーション・システム(カーナビ)に目的地を入力して、カーナビの指示通りに進めば誰でも目的地にたどりつけるのと同じように、あなたが書くのが苦手だとしても、道案内をしてくれる何らかの手順に従えば、あなたも簡単にオンライン記事、つまりコンテンツを書くことができます。
カーナビが今どこにいて、次にどこへ行けばいいのかを細かく指示してくれるように、本書で公開する「ライティングGPS」の指示にそのまま従えば、書くものがブログの投稿でも、Eブックでも、ウェブサイトの記事でも、あなたはどんな種類のコンテンツでも書けるようになります(書くことが事前にわかるので、まさに合法的なカンニングと言えるでしょう)。
このライティングのGPSでは、コンテンツの書き方を12のステップにわけて、あなたがすべきことを細かく指示しています。最初のステップで、あなたが書く目的は何かを当てはめます。あなたが書くことはすべて、つねにもっと大きな(会社あるいはマーケティングの)目標と足並みをそろえたものでなければなりません。これは個人的なブログも含まれます。
そして次に2つめのステップ、その次に3つめのステップと、12のステップどおりに当てはめていけば、お客を惹きつけるコンテンツが完成するというわけです。
全くゼロからの人は1から12ステップを全て当てはめればいいし、既に書くことや書きたいことがある人はこの12個の順番は、自分の好きな順番に入れ替えてもらって大丈夫です。
たとえば、あなたは最初の原稿をとにかくページ上に書きなぐってから(12ステップの6)、何かもっとまとまりのあるものに整理するほうが好きかもしれません。それでもまったくかまいません。すべてあなたの取り組みやすいと思うやり方でかまいません。書く方法はひとつだけではないのです。
コンテンツの書き方の秘密がわかっても
唯一書けない人がいる?
コンテンツの書き方の秘密がわかっても、唯一書けない人がいます。それは、何を書いたらいいかわらない人です。
実は、書き方以前に書く内容がまったくわからないので、そこで筆が終わってしまう人は多いのです。コンテンツをどう書けばいいかがわかっても、何を書けばいいかがわからない人たちです。そんな人には、“どのように”言うかを考える前に、“何を”言いたいのかを考えることが最初のステップになります。
ここで朗報があります。本書では、よくあるコンテンツの書き方の本とは違い、コンテンツで何を、どう書けばいいかの両方を明らかにしています。なので、あなたの伝えたいことのキーポイントを作って形にする、つまり文章にする方法がわかります。あなたの書きたいことを発見する方法です。指示通りにすれば、あなたが書くことが決まります。
書きたいことが見つかれば、それを本書で公開している「ライティングに枠組みを与える15のアプローチ」の中から1つの形式を選んでそこに当てはめるだけで、あなたの書きたいことを記事やコンテンツとしてうまくまとめることができます。
これらは、本書、売りにつながるオンライン記事の使い方『コンテンツ・マーケティング64の法則』で公開する、誰でもお客が集まるコンテンツを作ることができるようになる64の方法のほんの一部です。
他にも、ウェブサイト、ブログ、メルマガ、セールスコピー、Facebook、YouTubeなどのオンラインプラットフォームで、お客を引き寄せて、売りにつながる記事やコンテンツをより簡単に、もっとうまく書く方法が満載です。
その内容の一部を紹介すると、、、